四阿の静謐 -castitatis lilium-

台湾の台北在住。台湾企業に勤める会社員。日々の記録。

黄昏の時間。

帰りの新幹線の中。久し振りに長距離で新幹線に乗った。隣には栗毛色のミディアムボブのお姉さんがスヤスヤ寝ていて、時々無意識にわたしの方に頭が傾いてしまうのが可愛らしい。彼女の膝にちょこんと乗っているストローハットが夏の夕暮れを感じさせる。車窓の外にはぽつんぽつんと緑色の田んぼがあり、かと思うとトンネルに入って、真っ黒なコンクリートを背景にガラス窓に自分のとぼけた顔が映る。
夕方、夜になる前の移動時間は、感傷に浸るにはうってつけの時間だ。

昨日今日と、台湾人を相手に話す場面が二三あったのだけど、面白いほど正確に喋れない。毎週の中国語の授業料ドブに捨ててるんですか?と思えるほど、ボロッボロの文しか出てこない。生まれて初めてアジア人から『Perdon?』と言われたわ…(´Д` )しよつく。
先週の金曜、授業の後に先生に誘われた鍋会の現場に行く前に、先生に言われた言葉がリフレインする。いつもわたしがそばにいるわけじゃないのよって。そうなんだよなー普段中国語を(おしゃべりを含め)話す場面は先生がいないのが当たり前で、だからこそ一人でなんとかコミュニケーションを成立させる努力を怠ってはならないんだけど、自分が一言発するたびに相手が「ん?」みたいな様子で、一拍おいてから言葉を繰り返してくれたり言い直してくれたりするのが毎回毎回だと、もう心折れます。いとも簡単に。四年経っても何も変わらない現実。心が折れない人だけに、対等に話せるという輝かしく自然な舞台が用意されることをもう痛いほど知っているのになあ。

今夜は金田一少年の事件簿NとHEROだよ〜!金田一君は映像にすると途端にものすごくちゃちいが、山田くんの熱演は毎週見るに値する。唯一不満なのは、美雪ちゃんが貧乳という設定……それは違うだろ⁉︎