四阿の静謐 -castitatis lilium-

台湾の台北在住。台湾企業に勤める会社員。日々の記録。

中国語の「痛」と「酸」の違いがやっと理解できて非常に嬉しかったから書く。

なんで「痛い」が2つあるの?

台湾でマッサージに行くと、まあそれなりに痛いときもあるわけです。そういうとき、日本語の「痛い」に相当する「痛(tong4, ㄊㄨㄥˋ)」というと、なんだかうまく通じない。

パソコンの見過ぎで「目が痛い~」というときに「痛(tong4, ㄊㄨㄥˋ)」といってもなんだか違う言葉で返される。

台湾の人は、上記のような場合一様に、「酸(suan1, ㄙㄨㄢ)」を使うのです。

じゃあ「痛」と「酸」は何が違うの? 痛みの程度? 痛みの種類?

長らく疑問に思いながらも、これという答えが見つかりませんでした。

「酸」は「痛い」ではなかった!

この答えが遂に!昨日!言語交換の友人との会話で明らかになりました。

「酸」は実は「痛い」ではなく、「疲労状態にある」というのがより適切な形容なのです!

筋肉を長く酷使した結果、じんわり広がるような重めの鈍痛を感じる状態。眼精疲労や、長時間座ったあとの腰の痛み、スマホ見過ぎによる首や肩のコリ、長い時間歩いたり走ったりしたあとの足の筋肉痛など、要は筋肉が疲れて悲鳴を上げている状態を、「酸」というのです。

じゃあ「痛」はどんな状態を指すの?

「痛」は痛みの状態が比較的深刻な場合で、疲労ではない痛みの根本的原因があるとき使用します。例えば、外傷のために「痛い」、盲腸のために「痛い」、殴られて「痛い」など。

昨日例を上げてもらったのは、「首が痛い」場合。

  • 脖子很:スマホを見すぎて首が痛い。首が凝ってしまっている。
  • 脖子很:寝違えたために筋を違えてしまい、首が痛い。

なるほどー。こう見ると痛みの原因の違いが明確です。

これからは自分の「痛み」をきちんと台湾の方に伝えることができそうです。大変満足。